4 その他
経済建設常任委員会の所管に属する事項について ●本日の会議に付した事件 議事日程のとおり
△開議
○
水戸保議長 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の会議は全員出席でありますので、直ちに会議を開きます。 最初に、追加議案及び
委員会提出議案が提出されましたので、その取り扱いについて
議会運営委員会が開催されております。その結果について
議会運営委員長の報告を求めます。 山崎
諭議会運営委員長。 〔山崎
諭議会運営委員長 登壇〕
◆
山崎諭議会運営委員長 御報告を申し上げます。 追加議案及び
委員会提出議案等の提出がありましたので、その取り扱いについて、3月19日に
議会運営委員会を開催し協議いたしました結果、本日の議事日程に追加し審議することに決定をいたしました。 以上で報告を終わります。
○
水戸保議長 お諮りいたします。 ただいまの
議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、本日の日程に追加して審議することに決定いたしました。 本日の会議は、議事日程第4号によって進めます。
△
付託案件審査報告
○
水戸保議長 2月27日の本会議において、
予算特別委員会及び各
常任委員会に付託いたしました日程第1、議第74号平成25年度天童市
一般会計予算から日程第26、請陳第3
号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についてまでの議案25件及び請願1件を一括して議題といたします。
△
予算特別委員長報告
○
水戸保議長 最初に、
予算特別委員会に付託しました予算議案12件の審査の結果について、委員長の報告を求めます。
結城義巳予算特別委員長。 〔
結城義巳予算特別委員長 登壇〕
○
結城義巳予算特別委員長 去る2月27日の本会議におきまして当
予算特別委員会に付託なりました議第74号平成25年度天童市
一般会計予算から議第85号平成25年度天童市
公共下水道事業会計予算までの予算議案12件の審査の結果につきまして御報告申し上げます。 3月11日から3月15日まで慎重に審査を行った結果、議第74号平成25年度天童市
一般会計予算、議第75号平成25年度天童市
国民健康保険特別会計予算、議第82号平成25年度天童市
工業団地整備事業特別会計予算及び議第84号平成25年度
天童市民病院事業会計予算、以上の4件については、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 また、議第76号平成25年度天童市
用地買収特別会計予算、議第77号平成25年度天童市財産区
特別会計予算、議第78号平成25年度天童市鍬ノ
町土地区画整理事業特別会計予算、議第79号平成25年度天童市
介護保険特別会計予算、議第80号平成25年度天童市
市民墓地特別会計予算、議第81号平成25年度天童市
後期高齢者医療特別会計予算、議第83号平成25年度天童市
水道事業会計予算及び議第85号平成25年度天童市
公共下水道事業会計予算の8件については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 何とぞ
予算特別委員会の
決定どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
総務教育常任委員長報告
○
水戸保議長 次に、各
常任委員会における審査の経過と結果について、各委員長の報告を求めます。 最初に、
総務教育常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
後藤和信総務教育常任委員長。 〔
後藤和信総務教育常任委員長 登壇〕
◆
後藤和信総務教育常任委員長 去る2月27日の本会議におきまして当
総務教育常任委員会に付託されました議案7件について審査をしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみ申し上げます。 初めに、議第86号天童市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、今回の改正は特別休暇を拡充しようとするものである。1つは、骨髄移植に加え、
末梢血幹細胞移植の場合にも休暇を認めようとするもの、2つ目は、職員の妻が出産する場合、
出産予定日の6週間前から出産日の8週間後までの期間内に5日間の休暇を認めようとするものである。いずれも
人事院規則の一部改正に伴うもので、国及び県に準じた改正を行うものである旨の説明がありました。 委員からは、職員の妻の出産に係る期間中に、これまで休まざるを得なかった事例はあったのかとの質疑がありました。これに対し、執行部から、これまで職員から出産に係る休暇について総務課にそのような相談はなかった。今回の改正の趣旨は、育児参加の促進であるとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第87号天童市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、このたびの改正は、住居手当の額を改正するとともに、給料の号給を調整するものである。住居手当の改正は、職員が単身赴任し、配偶者が居住するための住居手当の支給額を国及び県に準じて通常の基準で算出した額の2分の1とする内容である。また、給料の調整については、若年中堅層の給料が民間と比べて低いことから、山形県
人事委員会の勧告に準拠し、37歳以下の職員の給料を引き上げるものである旨の説明がありました。 委員からは、住居手当の引き下げはどのくらいの金額となるのか、また給料の調整についてはどのくらいアップするのか示してほしいとの質疑がありました。これに対し、執行部から、現行の住居手当の上限は月額2万7,000円である。職員が単身赴任となる場合、配偶者が居住する住居手当として、その額以内の2分の1が支給される。また、給料の号給については、37歳の職員は11名おり、1人当たり月額約1,800円のアップとなる。また、36歳以下の職員は126名おり、1人当たりの月額約3,200円のアップとなる。合計で月額40万3,500円の増額となるとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第88号天童市一般職の職員に対する退職手当の支給に関する条例等の一部改正について申し上げます。 執行部からは、退職手当にかかわる官民格差を解消するために、退職手当の支給水準を平成25年度からの3カ年で3段階の引き下げを行うものである。引き下げの内容は、国及び県に準じて、現在の退職手当の調整率100分の104を100分の87にするものである。これによる調整率の引き下げ率は17%である旨の説明がありました。 委員からは、平成25年度から平成27年度までの退職者数と、その削減額はどのぐらいになるのかとの質疑がありました。これに対し、執行部から、
定年退職者数は平成25年度が21名、平成26年度と27年度が各25名の予定である。1人当たりの退職手当の削減額は、平成25年度が約140万円、平成26年度が約280万円、最終の平成27年度が約400万円である。この3年間で約2億円の削減が見込まれるとの回答がありました。 また、委員からは、3段階で退職手当を削減するようだが、他自治体との
取り組み状況はどうなのかとの質疑がありました。これに対し、執行部からは、退職手当の支給については、県は2年間で2段階の引き下げを行うが、県内のほとんどの自治体が加入している
退職手当組合では、天童市と同じように3年間で3段階の引き下げを行う予定であるとの回答がありました。 採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第89号議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、このたびの
障害者自立支援法の一部改正に伴い、条例中の法令名称及び引用条文を改正するものであるとの旨の説明がありました。 執行部の説明を了とし、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第91号平成23年
東北地方太平洋沖地震に伴う災害に係る被災者に対する入湯税の課税の特例に関する条例の廃止について申し上げます。 執行部からは、本市では、平成23年3月11日に発生した
東北地方太平洋沖大地震によりやむなく避難された方々を支援するため、同年3月25日から平成25年3月31日までの間、入湯税の課税免除を行っているが、現在、
借り上げ住宅等に入浴施設が整備されていることから、今年度末で本条例を廃止しようとするものである旨の説明がありました。 委員からは、利用実績について伺いたいとの質疑がありました。これに対し、執行部から、平成24年3月から平成24年12月までの
入湯税課税免除者数は8,200人ほどで、免除金額は123万円余りとなる。23年度の震災直後のピーク時は月6,300人ほどで、年間3万5,600人の実績があった。現在は、その4分の1となっているとの回答がありました。 また、委員からは、ほとんどが宿泊者による利用ということだが、そのうち天童市内に避難された方の利用はどのくらいあるのかとの質問がありました。それに対し、執行部からは、入湯税の課税免除のほとんどが宿泊者分であり、
観光シーズンの10、11月が月1,000人を超える状況で、次いで5月から7月が月900人という状況である。この中で天童市内に避難された方の宿泊者がいるとすれば、この中に含まれているものと考えられるとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第95号天童市
市民プラザ設置及び管理に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、今回の改正は、
市民プラザ内に中高生を始めとする市民の自主的な学習施設を整備するためのものである。新たに整備する施設の名称を
学習支援室とし、平成25年5月の早い時期に供用開始したい。また、事業の内容は、
学習スペースの提供、
学習支援相談員による中高生の学習支援、図書資料・インターネットによる学習情報の提供、さらに中高生が企画するイベントの支援等を行うものである旨の説明がありました。 委員からは、若者がたくさん集まる場所になることから、その管理体制についてどう考えているのかとの質疑がありました。これに対し、執行部は、
市民プラザと一体的に管理するので、警備員等による管理体制については
市民プラザと協議を行っているところであるとの説明がありました。 また、委員からは、
学習支援室の広報についてどう考えているのかとの質疑がありました。これに対し、執行部は、市報、ホームページによる広報を始め、市内の小学校、中学校、高校のほか、近隣の高校にもチラシを配布してPRしたい。また、施設の愛称を募集して、市民から親しんでもらえる施設となるように努めていきたいとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第96号天童市
防災会議条例及び天童市
災害対策本部条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、今回の改正は、
災害対策基本法の一部改正に伴い、防災会議と
災害対策本部の役割の見直し等を行うものである。防災会議の所掌事務とされている非常災害に際して緊急措置に関する計画の作成、実施は、
災害対策本部に一元化されることになったほか、新たに、
地方公共団体の長の諮問に応じて防災に関する重要事項を審議することを防災会議の所掌事務に追加するものである旨の説明がありました。 委員からは、天童市の
地域防災計画の策定に係る進捗状況について質疑がありました。これに対し、執行部からは、本年度、
地域防災計画の改定を行っており、平成25年3月下旬の防災会議においてまとめ、策定される予定になっているとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の
決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
環境福祉常任委員長報告
○
水戸保議長 次に、
環境福祉常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
山口桂子環境福祉常任委員長。 〔
山口桂子環境福祉常任委員長 登壇〕
◆
山口桂子環境福祉常任委員長 去る2月27日の本会議におきまして当
環境福祉常任委員会に付託されました議第90号天童市市税条例の一部改正について及び議第92号天童市
障害程度区分判定等審査会の委員の定数を定める条例の一部改正についての2件を審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみ申し上げます。 初めに、議第90号天童市市税条例の一部改正について申し上げます。 最初に、執行部からは、平成22年度の税制改正から3年を経過し、今後の医療費増大に対応して
国民健康保険特別会計の健全な運営を図るために、
国民健康保険税の課税額の改正を行うものである。その内容としましては、平成25年度単年度制の改正であること。国では
国民健康保険と後期高齢者医療を一本化し、全年齢での都道府県単位化を目指していることから、今後、所得割と均等割の2方式になると想定されるので、現行の4方式から、まず3方式を目指し、資産割の税率を半減しての改正であること。被保険者の皆さんに広く均等に負担していただくため、応益割の配分をやや多くするものであること。また、一般会計からの繰り入れを行い、引き上げ率を抑制しているという説明がありました。 具体的には、医療分、後期高齢者支援金分、介護納付分、合計で、所得割が0.6%増、資産割が9.9%減、被保険者均等割が8,400円増、世帯別均等割が9,600円の増になるということであります。 委員からは、県内13市の
国民健康保険税の状況についての質疑がありました。これに対して、執行部からは、平成25年度から
国民健康保険税の改正を行うのは天童市を含め4市であり、税率改正後の1人当たりの調定額では、天童市が鶴岡市、山形市に次いで3番目になる見込みであるという説明がありました。 また、委員からは、将来的に
国民健康保険特別会計を安定化していくための今後の見通しについての質疑がありました。これに対して、一般会計からの繰り入れなしで、基金をもって運営していくことは理想である。しかし、基金のための
国民健康保険税の値上げは難しいであろうし、安定した
国民健康保険運営をするために、一般会計から繰り入れ、基金として積み立てていくことを考えていかなければならない。一方、医療費の適正化を図るということで、医療費の抑制を重点的に行っていく必要があると考えられるという説明がありました。 複数の委員から、市民の方に対し、具体的に的確に示し、丁寧に説明を行ってほしいという意見が出されました。 採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第92号天童市
障害程度区分判定等審査会の委員の定数を定める条例の一部改正について申し上げます。 委員からは、天童市
障害程度区分判定等審査会の内容等についての質疑がありました。これに対して、執行部からは、審査会は医師、作業療法士、理学療法士、精神保健福祉士、社会福祉士の5名で構成されている。市職員が106項目についての聞き取りを行い、コンピューター処理により出された1次判定の結果と、医師の意見書、認定調査時の特記事項を加味し、2次判定を行うものである。平成23年度は5回開催し、75名の審査を行った。平成24年度は4回開催し、82名の審査を行う予定であるという説明がありました。 また、委員からは、
障害者自立支援法が障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に改められることによる変更点についての質疑がありました。これに対して、主な改正内容について、まず基本理念が盛り込まれたこと、また、これまでは身体障がい、知的障がい、精神障がいの3障がいが福祉サービスの対象になっていたものが、難病患者も障がい福祉サービスが受けられるようになるものであるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の
決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
経済建設常任委員長報告
○
水戸保議長 最後に、
経済建設常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 山崎 諭
経済建設常任委員長。 〔山崎 諭
経済建設常任委員長 登壇〕
◆山崎諭
経済建設常任委員長 去る2月27日の本会議において
経済建設常任委員会に付託になりました議案4件について審査いたしましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題になったことのみを中心に申し上げます。 最初に、議第93号天童市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について申し上げます。 委員からは、新たに追加された天童インターチェンジ周辺工業地区の構築物の敷地面積の制限についての質疑がありました。これに対して、執行部からは、工業的土地利用の形成と保全を図るために、敷地の区割り面積の最低限度を1,000平方メートルと定め、土地利用についても1,000平方メートル以上の敷地面積が必要であるとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第94号天童市駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、駅西第2駐車場の拡張整備とともに、駅西第3駐車場を廃止することについて説明がありました。 これに対して、委員からは、工事の進捗状況について質疑があり、執行部からは、廃止する駅西第3駐車場については、3月中にゲート等の撤去工事を終えて地権者に返還すること。拡張する駅西第2駐車場については、4月以降に拡張工事を開始するとの説明がありました。 また、委員から、利用者の利便性を考え、拡張工事について速やかな完成をお願いしたいとの要望がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第97
号荒谷西工業団地の分譲地の処分について申し上げます。 委員からは、分譲の売買契約の時期について質疑がありました。これに対して、執行部からは、3月中に本契約を締結するとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第98号市道の認定及び廃止について申し上げます。 委員からは、市道認定が廃止する路線の除雪の管理について質疑がありました。執行部からは、地区区画整理事業により市道敷が民地になったことにより、除雪についても所有者の管理となるとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の
決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
水戸保議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。 以上で、各常任委員長の報告を終わります。
△討論
○
水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 最初に、議第74号平成25年度天童市
一般会計予算に対する反対討論の通告者、
赤塚幸一郎議員。 〔12番
赤塚幸一郎議員 登壇〕
◆12番(
赤塚幸一郎議員) 今定例議会に提案された平成25年度
一般会計予算について、自分の職務として与えられている最大の使命、事業や予算が適正に執行されているのかの確認を念頭に置いて予算審議に臨んだ結果、2つの項目について納得できませんので、反対の討論をいたします。 1つには、芳賀新駅に向けた設計費用など4,000万円について申し上げます。 これまでの説明経過から、駅施設建設に約2億円、JRサイドで必要となる諸費用が約3億円の合計5億円が全額、請願者である天童市負担となっており、そのほかにも自治体、地域住民の合意形成も設置の条件となっております。 賛成できない理由の1つは、住民の合意形成と関連いたしますが、私の支持者や地域の住民の多くが、全額負担はなぜか、受益者負担の原則は、自分たちが利用することはないなどなどの理由で反対意見がほとんどであることです。 2つ目の理由は、予算審議の中で明らかになったことですが、必要となる土地の所有者が、想定はしているものの、まだ決定に至っていないこと、JRサイドとの協議が現時点でまだ終了していないということです。このように、不確定要素を抱えたままの予算計上であってはならないということであるし、きちんと確定した段階で、その説明と予算案を提案すべきと考えます。 2つ目の項目は、芳賀地内に新たに建設しようとする雨水調整池整備事業に関する予算計上について申し上げます。 私は、この構想そのものに反対するものではありません。費用負担のあり方に大きな問題があると以前より指摘をさせていただいたところです。芳賀土地区画整理組合という民間の事業者が73ヘクタール相当分の雨水調整をその区域内に設置するということは、既成の事実として今日に至っていることは双方とも承知しているはずです。その面積1万2,000平方メートルで、これまで示されてきた図面全てに明示されております。 それに対して、天童市が区画整理区域の隣接地に約1.2倍の容量を持つ調整池を整備して、組合側がつくる義務のあった設置負担を免除するということになるというものです。その結果、組合側には、これまで想定していなかった1万2,000平方メートルの土地売却により多額の収益が生まれます。先般、議会の審議で難航した子育て支援施設購入用地単価4万5,000円で計算すると、何と5億4,000万円に相当する巨額の想定外収益をもたらします。 しかし、予算案に提案されたのは、天童市が肩がわりも含めて設置するため、主に用地購入として市債発行も含め2億2,000万円で、組合側からの費用負担は全く入っておりません。私はこれまで一般質問も含め、再三にわたり利益供与にならないようにと訴えてきましたが、この予算では無視された形となっております。 利益供与に関しては、これまで明確な答えはありませんでしたが、今回初めて次のような答弁がなされました。それは、土地区画整理組合とは利益を追求できない団体で、事業終了時点で出た剰余金は全て天童市に入ってくるので、利益の供与にはならないというものです。 一見、納得性もあるように見えますが、この考え方は、公営で行っている鍬ノ町土地区画整理のように、特別会計で経営し、金銭のやりとり、繰り出しや繰り入れが明確にチェックできて、また、その経営内容もきちんと把握している場合にはわかるものの、今回は相手先が民間です。その経営内容を詳細に把握することはできません。 事業終了は、まだ4年先です。その時点で多額の剰余金が出てくると誰が保証できるのか。肩がわり施行によって与えた多額の収益が還元されてこない可能性は否定できないということも事実です。そのような事態になったとき、誰がどのような責任をとるのか。何も決めないままに、この肩がわり施行に要する費用は、利益供与とは言わないまでも、公金の不適切な使用と言わざるを得ません。 また、この審議の中で、組合側が販売を予定している土地価格について、次のような答弁がありました。1万2,000平方メートルの価格、5億4,000万円相当になるとの質疑に対し、実際の販売に当たっては、道路をつくったりのライフライン整備により販売面積は減少し、およそ4億円を切る程度になると思われるというものです。これは、さきの議会の採決で僅差で可決したものの、異論が噴出した子育て支援施設用地購入価格が高過ぎるという理由について、そのとおりでしたと裏づける答弁となることから、再度検証をしていく必要があると考えます。 設置義務について、用意していた雨水調整池を隣接地に肩がわりでつくるという計画ですから、その用地の販売金額で負担していただくのは当然の成り行きと考えるところですが、なぜそのようにできないのか、理解できません。 予算は公金です。公金は全市民のものです。その使用に当たっては、より少ない費用で最大の効果を追求するための予算であるべきです。また、透明性を担保し、市民に明確に説明でき、かつ納得を得るものでなければなりません。 指摘させていただいているこの2件に共通することは、相手先とまだ協議中であるとか、これから協議していくとか、不確実なままで事業を進めるという予算で、過去に例のない暴挙と言わざるを得ません。相手がある場合は、相手先と合意した上での事業であり、予算であることが原則との考えから、予算案の修正を求めるものであります。 最後に、議員の皆さん、よく考えてみよう。議員の使命は何か、市民から負託されているものは何かを訴えて、討論を終わります。
○
水戸保議長 次に、議第74号平成25年度天童市
一般会計予算に対する賛成討論の通告者、
松田光也議員。 〔7番
松田光也議員 登壇〕
◆7番(
松田光也議員) 自公・政和会、松田光也でございます。 議第74号平成25年度天童市
一般会計予算について、賛成の立場から討論をさせていただきます。 昨年12月26日に安倍政権が発足し、日本経済再生に向けた緊急経済対策を取りまとめました。大胆な金融政策、機動的な財政政策、そして成長戦略の3本の矢で経済再生を推し進め、長引く不況とデフレの経済から脱却を目指し、強い日本を取り戻すとの決意を表明されました。3月8日の東京株式市場では、円相場が3年7カ月ぶりの安値となり、しかも平均株価がリーマンショック以前の水準を上回り、4年6カ月ぶりの高値となりました。また、25年の国の予算は15カ月予算の考えのもとで、補正予算と合わせて切れ目のない経済対策を行い、諸問題にしっかりと対応するものとなっております。 本市においては、これまで市民から、活気がない、働く場所がない、市役所の対応が悪いなど、不満の声がありました。2期目山本市政として、さまざまな市民の意見を集約、検討して、平成25年度
一般会計予算は、第六次天童市総合計画の4年目に当たり、将来の都市像である「笑顔 にぎわい しあわせ実感 健康都市」の実現に向けた施策を展開するため、国の予算を十分に活用した新年度当初予算であると思います。第六次天童市総合計画の将来都市像の実現に向けて、全力で取り組んでいただきたいと思います。 その1つとして、本市の目玉である子育て支援は高く評価されており、加えて市民の健康づくりや介護サービスの充実など、福祉と健康と医療の連携を強化し、きめ細やかな行政サービスを進めていただきたい。そして、平成27年5月完成予定の子育て支援施設においては、以前より屋内での遊びを求めている市民の声が多く、早期に完成を望むものであります。 2つ目は、魅力と活力ある産業のまちづくりの取り組みにおいては、天童市の特産果実の輸出を含めた中央での販売促進活動を引き続き展開していただき、観光面におきましても、天童市の魅力を引き出す施策に積極的に取り組んでいただきたいと思います。 また、中心市街地の活性化のために、にぎわい創造支援事業を創設をすることにより、個性を生かした商店街等の活性化の支援に大変有効な事業と思われます。 さらに、企業誘致を促進し、新しい雇用の場をつくることは、若者が安心して暮らし、そこに定住するための大きな条件であります。そのためにも、下水道管理センター跡地を整備するとともに、天童インター周辺の地理的優位性を踏まえ、工業団地の形成を進めることは極めて重要であり、ぜひ推し進めるべきであります。 3つ目は、天童市西部地区においては、過去にも幾度も水害があった地域があります。このたびの芳賀土地区画整理事業の開発に伴い、洪水の氾濫の危険性が高くなることが想定されております。昨年10月に開かれた議会報告会・意見交換会の際にも、倉津川下流地域の方からは、倉津川に雨水が急激に流れ込まないよう、調整池の整備を速急に着工することを強く要望されていることは御承知のとおりであります。 芳賀土地区画整理事業地内の雨水排水のみならず、芳賀区画整理地内を通過する地区外からの雨水排水も抑制しなければなりません。当該事業においては、まず下流地域の安全を最優先的に考慮をすべきであります。調整池の整備につきましては、当初の規模より大きくなったことについては当然のことであり、賛同するものであります。 4つ目は、22年度から取り組んでいる第一中学校の改築工事においては、25年度で完成の予定ですが、生徒には一日も早く新しい校舎で勉強ができるようにと予定を繰り上げ、ことし11月までに工事完成を目指しております。 さらに、第四中学校の大規模工事におきましては、子供たちの教育環境の整備と安全な学びの場を提供するため、国からの大きな補助をいただいての事業でもあり、もしも25年度一般会計の否決により、この流れをとめるようなことがあってはなりません。 5つ目は、行財政改革については、これまで行財政改革大綱の実施状況を踏まえ、新年度は天童市行政経営計画により、公の施設の開館時間の拡大や、窓口サービス推進員を配備し窓口サービスの充実を図り、さらに本年度からはコンビニでの市税等の支払いができることや、パスポート申請受け付け及び発給も行うなど、市民の利便性の向上に努める改革がなされております。今後とも、経営資源の有効活用と市民サービスに積極的に取り組んでいただきたいと思います。 最後に、2期目の山本市政においては、的確な
行財政運営に一層努められ、夢と活気に満ちあふれ、幸せ実感できるまち、天童市のまちづくりの実現のために、より一層努力されることを切望し、平成25年度
一般会計予算について、その必要性を認め、自公・政和会を代表して賛成の討論といたします。 議員各位におかれましては、御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○
水戸保議長 次に、議第74号平成25年度天童市
一般会計予算に対する反対討論の通告者、
石垣昭一議員。 〔16番
石垣昭一議員 登壇〕
◆16番(
石垣昭一議員) 議第74号平成25年度天童市
一般会計予算について、反対の討論を行います。 国の平成25年度予算は、日本経済再生に向けた緊急経済対策に基づく平成24年度の大型補正予算と一体的に取り組み、復興・防災対策、成長による富の創出、暮らしの安心・地域活性化の3分野に重点を置くとしています。 一方、地方財政計画の歳出を見直し、抑制を図る等、地方交付税が縮小される見込みとなっております。社会保障関係費の自然増や地方交付税措置のある事業に取り組んできたことによる公債費負担などで、地方自治体の財政的な厳しさは一層深刻さを増しております。このような中での予算編成に苦慮されたことと推察申し上げます。 市長就任以来、マニフェストに掲げた子育て支援、観光・ものづくり、スポーツ・健康づくりの日本一への挑戦と市役所改革への取り組みの中でも、子供の中学校卒業までの医療費完全無料化や第3子以降の保育料無料化、また学童保育所の大規模改修や施設の公設化、障がい児一時預かり事業、放課後一時預かり事業などへの積極的な取り組みには、心から敬意を表するものであります。
一般会計予算について、全てを否決するものではないことを先に申し上げて、次の点について反対の意見を述べます。 まず第1に、子ども・子育て関連3法により、地域子ども・子育て支援事業計画の策定が市町村に義務づけられますが、天童市では、就学前施設及び放課後児童クラブのあり方に関する構想が打ち出され、認可保育所の拡充、移転への補助金が計上されました。待機児童の解消には有効な手だての一つであると思います。しかし、その後の児童館の民間委託、公立保育所の役割転換は、保育に対する公的責任の放棄につながるものと危惧するものであります。 次に、中心市街地活性化の予算224万5,000円であります。意欲ある取り組みを支援するとの予算ですが、活性化になるのか疑問であります。平成11年に、パルテのヤマザワの店舗を買収するときにも取り組まれましたが、買収以外に何もありませんでした。今回は来年、芳賀にイオンが出店するための取り組みかと懸念するものです。もっと力を入れた取り組みにしないと、既存商店街はなくなってしまうのではないかと懸念するものであります。 次に、新駅設置基本調査設計委託料1,500万円、新駅設置実施設計委託料2,500万円についてです。この件は、先ほど赤塚議員からも討論がありました。これは昨年3月の予算でも反対してきたことでもあります。新駅設置のための基本的な要件、6項目の一つに住民の合意があり、どうするのかという一般質問もあったわけであります。昨年7月末には、市民文化会館大集会室で新駅の説明会を開き、200人の参加で、反対の意見は1件だけで、賛成していただいたと言っております。説明会で合意を取りつけたと判断することは無謀な手段ではないでしょうか。 平成24年度予算を繰り越し、基本調査設計委託料1,500万円は、これから執行されますが、JRとの協議が調ったらすぐに着工したいと、実施設計委託料2,500万円を計上するのは時期尚早ではないでしょうか。 まだまだ、市民に新駅設置が理解されてはいません。新駅の負担費用や芳賀区画整理組合とのかかわりも含めて、市民合意を得るべきだと指摘をいたします。 最後に、芳賀調整池についてであります。芳賀区画整理事業ができた当時から、雨水排水対策について論じられてきました。芳賀区画整理地内に1万2,300平方メートル、2万8,000立方メートルの調整池を計画しているが、間に合うのかといった質問がありましたが、大丈夫と答弁がありました。 昨年6月ごろ、突然、芳賀地区外も含めた調整池の調査をすると、予備費から委託料が支出しました。芳賀区画整理区域外に2万7,000平方メートル、3万7,000立方メートルの調整池を6億8,000万円で整備し、平成26年中に完成させようとするものであります。予算審査の中では、この費用の負担割合がはっきり決まっていないことが明らかになりました。本来、昨年、外出しの話が出た時点で協議をしておくべき問題であります。 芳賀区画整理組合が予定していた調整池整備の事業費3億6,900万円は出してもらうと言っていましたが、土地の問題をどうするのかもあります。基本的なことを決めずに事業を進めることに異議を申し上げます。 以上、申し上げましたが、市民の安全と福祉を守る地方自治体の役割は一層大きくなっております。市民の暮らしの実態を的確に捉え、国政に対し自治体としての意見を反映されるよう要請し、
一般会計予算に対する反対の討論といたします。
○
水戸保議長 次に、議第74号平成25年度天童市
一般会計予算に対する賛成討論の通告者、
伊藤護國議員。 〔19番
伊藤護國議員 登壇〕
◆19番(
伊藤護國議員) 議第74号平成25年度天童市
一般会計予算について、賛成の討論を行います。 昨年12月の総選挙におきまして、3年4カ月ぶりに政権が交代をし、自公連立政権としての安倍内閣が誕生いたしました。ヨーロッパを始めとする世界的な景気低迷が続く中、我が国の景気も落ち込みが大きく、長引く景気低迷は国内産業の弱体、空洞化、雇用の減少といった将来に対する不安を助長し、デフレからの脱却は喫緊の課題でありました。 そんな中、誕生した安倍内閣は、デフレからの脱却を最優先課題として、安倍総理が先頭に立って、アベノミクスと言われる金融緩和、財政出動、成長戦略の3本の矢でのデフレ脱却、景気回復を示唆いたしました。 政治は結果責任であるという信念のもと、安倍総理の強力なリーダーシップと各関係閣僚の一丸となった取り組みのもと、迅速な政策が矢継ぎ早に決定され、投資家からの歓迎ムードの中で、円安、株高へと市場が反応し、その流れが加速する中、外国人投資家の参入もあり、確かな経済効果を生み出し、政権交代後わずか3カ月で円安、株高は、輸出企業を始めとする多くの企業が輸出の伸びや為替差益による増収と業績が好転をし、安倍総理が経団連に求めた賃金交渉にも、よい結果が出たようであります。 このような緊急経済対策を始めとする国の積極的な取り組みは、地方自治体としても早期の判断、決断によって先取りをし、予算編成に反映するべきであると思っており、本市の対応がどのようなのか、関心を持って見守ったところであります。 本市におきましては、山本市長の2期目の最初の予算編成であり、24年度補正予算と合わせて、25年度の当初予算の編成は国の方針の理解での取り組みということで、各課とも時間的に制約がある中、政策の合意形成や予算組みは大変な作業であったのではないかとしんしゃくしているところであります。 さて、平成25年度の予算編成に当たり、最も留意すべき、市民が最も期待し求めているものは何かということを考えれば、当然のこととして、真っ先に取り組むべき課題は雇用の確保であり、地域経済の活性化であろうと思います。 さらに、山本市長が力を入れて取り組んできた子育て支援のさらなる充実、そして東日本大震災を教訓とした安全・安心対策の推進、急激な高齢化社会に対応した高齢者医療・福祉の充実などが重点的に取り上げ、予算化され、加えて第六次天童市総合計画に掲げる将来都市像としての「笑顔 にぎわい しあわせ実感 健康都市」の実現に向けたきめ細かな政策展開であり、予算編成であるべきだと思っております。 今回の予算編成を見ると、平成24年度の補正予算と合わせ、天童市市政上、最大規模の予算編成であります。これらの予算が効果的に効率的に使われれば、大きな成果が得られるものと大きな期待を寄せているところでもあります。 中でも、子育て支援としての中学校の教育環境の整備としての第一中学校の早期な新築、完成、第四中学校の設備等の改修工事、放課後児童健全育成事業としての学童保育所の整備としての北部第三、津山湯の上の新築移転、成生学童の公設民営としての改修工事、さらに将来の認可保育所の再編、公立保育所と私立保育所の役割分担、機能分担、待機児童の解消に向けた、特にゼロ歳児、1歳児、2歳児の待機解消に向けた機能分担としての第二小百合保育園の支援事業などが盛り込まれ、幼児教育、行財政改革の観点からも積極的に推進すべきであろうと考えております。 次に、雇用の拡大を目的とした工業団地の新たな造成並びに
荒谷西工業団地への企業の誘致などは、地域経済の活性化と市民生活の安定化にとって欠かすことのできない重要プロジェクトであります。今回の天童インターチェンジ周辺の工業団地造成は、県内はもちろん、隣接する他県との利便性の観点からも早急に着手し、既に引き合いのある企業が他市や他県に流れないようにアプローチをすることが大切であると考えます。 さらに、来年春にオープン予定の芳賀土地区画整理事業地内の出店が予定されておりますイオンモールを核とした商業集積地の開発については、さきの天童商工会議所での説明によれば、イオンモールの採用予定従業員はおおむね1,200人以上ということであり、本市にとりましては大きな採用人員であり、開店に向けた環境整備は喫緊の課題であります。 そのためには、市道矢野目高擶線、清池南小畑線の早急な道路築造はもちろんのこと、道路以外の輸送手段としての低炭素社会を見据えた公共交通網の整備としての芳賀新駅の設置並びに乱川駅の停車帯の新設、高擶駅の駐輪場の整備等は早急に取り組み、オープンに間に合うように事業を急がなければなりません。 また、芳賀土地区画整理地内の外出し調整池についても、雨水排水対策だけではなくて、倉津川下流域への安定的な水量調節の観点からも、また安全・安心なまちづくりの観点からも、何としても早急に整備しなければならない課題であると考えます。 今後、この芳賀土地区画整理事業の成功は、天童市の発展にとって大きな比重を占めるものであり、成功させるべく、指導、助言や協力する姿勢が必要であろうと考えているところであります。なぜならば、事業は既にスタートし、動き始めております。コンパクトシティーとしての芳賀タウンは、新しい商業集積地としてのにぎわい創出だけではなくて、雇用の拡大、定住人口の確保、交流人口の拡大にとどまらず、地域経済の活性化や税財源の増収、将来的には法人市民税、固定資産税など、安定した税財源の確保につながるものと期待をしているところであり、投資効果は大きいと言えるのではないでしょうか。
荒谷西工業団地への今回のフレッシュダイナーの企業誘致による約300人の雇用が見込めるということであります。イオンモールでの採用予定1,200人を加えれば、新たに1,500人もの雇用が発生いたします。さらに、天童インターチェンジ周辺の工業団地が造成され、企業が立地すれば、さらに多くの雇用が生まれます。就労の場が減少している日本の現状の中で、大きな光明と言えます。 今回のこの平成25年度の
一般会計予算は、天童市百年の大計となり、壮大なロマンにつながる画期的な予算編成であり、確かな方向性を持った羅針盤ともなるべき予算でもあります。また、芳賀タウンのみならず、周辺地域への定住人口増や交流人口の拡大にもつながる均衡ある積極的な予算でもあります。 一部の議員から、起債について心配する向きもありますが、現在の国と地方の税財源の比率は55対45であり、歳出は逆に41対59であります。地方交付税に頼らなければならないのは当然であり、今回の起債は国の方針として100%基本財政需要額に組み入れられる優位な起債であり、緊急経済対策、元気予算を活用した予算編成は時宜を得たものであります。 何とぞ御賛同賜りますようにお願いを申し上げ、終わります。
○
水戸保議長 次に、議第74号平成25年度天童市
一般会計予算及び議第82号平成25年度天童市
工業団地整備事業特別会計予算に対する反対討論の通告者、
狩野佳和議員。 〔6番
狩野佳和議員 登壇〕
◆6番(
狩野佳和議員) 議第74号平成25年度天童市
一般会計予算について反対の討論をします。 さきの議員と重複しますが、8款4項1目新駅設置基本調査設計委託料の1,500万円と新駅設置実施設計委託料の2,500万円です。昨年12月定例会において、新駅設置基本調査設計委託料1,500万円の25年度債務負担行為が可決しました。11月21日の説明で、JR東日本の仙台支社と本社間で次のステップ協議が7月から10月にずれ込み、今から締結しても年度内の完了が困難であり、1,500万円を減額し、債務負担行為で25年度に設定して、100万円は準備費としたいという理由でした。 このたびの予算委員会の答弁ですが、予算が可決されれば4月に早急に委託したい、今の段階でJR仙台支社と協議をしており7月末までに成果品ができるようになっている、その後すぐに実施設計に取りかかりたい。私は理解に苦しみます。4月に発注し、3カ月後に完成するのであれば、昨年10月に発注すれば、5カ月後のことし3月までには完成したはずです。 それに、不思議な話です。100万円の準備金で、JR東日本が金額1,600万円の基本調査設計に取りかかるとは考えにくいし、来年度の予算で早急に締結するので基本調査設計を進めてください等のことを、内部的にしても、そのような事前協議はあり得ないと考えます。もし本当にあるとすれば、何のために予算審議をしているのか、議会軽視であり、議会の存在を否定することになります。 市長は2月26日の記者会見で、芳賀新駅を5年以内に設置すると自信を持って発言していますが、一般質問のたびに、決定権はJR側にある、JRではっきり決まらなければ前には進められないと言っています。今回も、基本調査設計の結果を待たずに実施設計費2,500万円計上は見切り発車だと考えます。 新駅設置の費用約5億円は請願者自己負担です。天童市だけが全額負担の設置には問題があります。私の周りの市民の意見ですが、新駅が市民の利便性向上とは考えにくい、新駅はイオンが来る条件の一つであり、一番メリットがあるのは芳賀土地区画整理組合であり、土地を早く高く売るための方策にしかないということです。 次に、8款4項2目芳賀土地区画整理事業への負担金、約1億1,000万円のうち、職員の給料費と消耗品の事務費負担金675万円の部分です。問題点は、昨年3月まで勤めていた元天童市職員が組合の参事として働いており、給料も負担している点です。芳賀土地区画整理事業は組合施行です。その事務員に、元天童市職員で、なおかつ直接関係がある都市計画課長、建設部長として芳賀土地区画整理事業に携わった方が事務員で再就職していることはいかがなものかと考えます。 3点目、8款4項6目芳賀調整池の整備に要する経費、約2億2,000万円です。一般質問で何回もただしておりますが、芳賀地内の調整池と東芳賀付近の雨水対策とは別の施策で計画すべき、これが私の持論です。 そのほかには、芳賀土地区画整理事業の南方に延長になり、市道清池南小畑線1.5キロメートルの予算、その南方の市道矢野目高擶線、高擶橋の予算、子育て支援施設の予算、そして今回は芳賀地内への認可保育園の移転改築に通常の基準の2倍の負担金です。芳賀地内に関連する予算だけで、平成24年から28年度までの5年間の支出総額は、何と約60億円になります。市債を大幅に増額し、4年前の市債残高約190億円が今年度は20億円増額の約210億円になります。国と同じ、公共工事にシフトすることには断固反対いたします。 議第74号の天童市
一般会計予算について反対討論といたします。 続いて、議第82号平成25年度天童市
工業団地整備事業特別会計予算について反対討論いたします。 3款1項1目工業団地整備事業費、天童インターチェンジ周辺工業団地整備事業、測量調査と調査設計の委託料として約8,500万円計上になっています。下水道管理センター跡地3.4ヘクタールとは別に、天童インターチェンジ周辺の田園、約11ヘクタールを工業団地にする新たな計画です。 2月14日に
経済建設常任委員会で、天童市土地利用基本構想(案)について、A4判で32ページの説明がありました。25年度に天童市都市計画マスタープランを作成するに当たり、その基本となるものが天童市土地利用基本構想であり、21日の都市計画審議会に提案し、決定したいとの説明で、インターチェンジ周辺の工業団地の整備には一切触れておりません。21日の都市計画審議会においても、周辺11ヘクタールを工業団地にするという説明は一切なく、全体計画の説明のようです。 所管の
経済建設常任委員会に全体計画だけを説明し、天童インターチェンジ周辺を工業団地に整備することには一切触れず、当初予算に測量調査と調査費設計を8,500万円も計上する進め方には問題があると考えます。 以上、議第82号平成25年度天童市
工業団地整備事業特別会計予算について反対の討論といたします。 どうか皆さん、反対してください。
○
水戸保議長 最後に、議第84号平成25年度
天童市民病院事業会計予算に対する反対討論の通告者、
茂木孝雄議員。 〔4番
茂木孝雄議員 登壇〕
◆4番(
茂木孝雄議員) 茂木孝雄でございます。 ただいまより議第84号平成25年度
天童市民病院事業会計予算に絞っての反対討論を行います。 天童市民病院については、平成21年度から5カ年の改革プランを策定して、病院の経営改善策を進めてきました。平成25年度は改革プランの最終年度であります。私は昨年の3月の定例会でも、本会計予算に対して反対討論を行いました。そのときの主たる論旨と、その後の結果を簡単に申し上げます。 1番目は、市民病院の平成24年度の事業会計予算については、収益を改善させるための具体的な計画は見えない、予算どおりの収益改善の実現性が懸念されると申し上げました。結果は、補正予算上ですけれども、当初予算に対して8,800万円の医業収益が未達、医業収支も当初4億200万円の赤字から4億7,200万円まで赤字が拡大する見通しになっています。 2番目、一般会計からの繰り入れ及び出資金の合計は4億3,600万円と計上されていましたが、補正で今回9,800万円追加され5億3,500万円に上りました。4年間では約19億円、うち交付税のカバーがありますけれども、10億円の持ち出しは出ています。 3つ目、医師不足問題に対する思い切った対策が打ち出されていなかった。また、病院経営面での病院職員やスタッフの意識改革がなされていない。特に地方公営企業法の全部適用を実施しながら、経営の実態を反映した、例えば職員の給与・賞与面には切り込まず、親方日の丸の公務員的体質は温存されていると思っています。結果として、医業収益に対する給与比率は、24年度の予算上も65%と高かったのですが、補正予算では69%、約7割近いレベルにまで達しています。 それから、重ねて加えて清新会の9人の議員からも、その際、1つ、赤字経営が常態化していること、2つ目、改革プランの進捗状況が芳しくなく好転の兆しが見えない、3つ目、残り2年間での改革プランの達成に疑問が持たれる、よって病院関係者は危機感と使命感を持って経営改善に向けて最大限の努力を強く求めるという附帯決議が出され、可決された経緯があります。 以上、これまでの4年間、そして24年度の1年間、抜本的な経営改革は打ち出されず、成果も上げず、はっきり申し上げまして、懸念した結果になりました。貴重な税金をある意味では無駄に使うような形になったこと、残念でございます。このままで、今回の25年度予算も24年度と同じような轍を踏みかねないと考え、市民病院の25年度予算をこのまま通すことには再度反対を申し上げたいと思います。 要旨、以下1つ目、まず平成25年度予算案は改革プランの5年目、いわば最終年度であります。しかし、顕著な経営改善が予算にあらわれていません。医業収支は3億3,400万円の赤字のままであり、一般会計からの繰り入れ及び出資額の合計は3億8,600万円に達しています。たしか改革プランでの医業収支は1億7,500万円だったはずなんで、恐らく赤字幅は実質倍になっています。 2つ目、医業収益、収入のほうですね。これまで達成したことのない改革プランのレベル12億2,000万円を計上している。これも厳しい目標ですが、費用面も減価償却費の減少を除けば24年度の横ばい基調です。予算の収支は経営実態をあらわしていません。達成できる見通しは厳しいと思います。したがって、一般会計からの繰り入れ及び出資額の合計は予算上3億8,600万円計上されていますが、恐らく相変わらず追加補正の繰り返しをせざるを得ない可能性が高いと考えます。 さらに、もっと基本的な問題が含まれています。この25年度の予算は、改革の最終年度でありながら、そして4年の改革のプロセスを経てきたはずでありながら、病院経営上の根本的な改革をやっていく内容と成果を示していません。残り1年しかないこの時期でありながら、また26年度以降につなげるべき思い切った経営改革を図るための発想、あるいは具体的な施策が織り込まれてはいません。経営改善がなされる実感も確証も、あるいは期待も持てません。 まずは、病院サイドでやれること、昨年も申し上げましたけれども、地方公営企業法の全部適用を実施したことによる親方日の丸の意識の払拭、そして市役所の中でもやっているように、やってもやらなくても、収益がどうなろうとも同じで変わらないという、そういう今の給与制度、その他人事制度を改めるなどの具体的な改革施策を織り込むべきです。 また、市民病院の姿や改善すべきことを外部のプロの評価に委ねてみる病院機能評価をやってみることも重要と思います。私は一般質問で申し上げましたが、準備のための作業量が大変ですというお答えでした。私は、これを何とかやってみること、それ自体が市民病院の質を高め、患者が来たくなる病院にとどまらず、医者が来たくなる病院に質的な転換を遂げるきっかけになると思います。 さらには、現在の病院経営体制や診療体制を根本から見直すことも必要ではないかと思います。これはもう4年間で本来は考えておくべきものだったと思います。率直に申し上げて、今の市民病院の規模で目覚ましい収益改善を達成することは難しいと思います。また、ドクターが来るまでと座して待っているだけでは能がありません。もう許されないと思います。市民の声も大変厳しくなっています。 いろいろなアイデアはあると思います。一般質問で申し上げたように、産婦人科や小児科分野への診療科目を特化するだとか、あるいはITを活用して、いわば病院の病床の限界を超えるような、例えば在宅医療を徹底して拡大する、そして地域医療ニーズを織り込んでいくようなそういうもの、あるいはほかの病院との連携や合併、場合によっては経営上の統合、大規模化など、いろいろな可能性を試すことが重要だと思います。今までは、やれない理由を大分聞きました。ただ何のチャレンジもしなければ、やってみなければ、時間と税金の無駄をさらに重ねるだけであります。 以上、これまでと同じ延長線で作成された25年度病院事業会計予算、これを認めることは、かえって病院改革の歩みを鈍らせることになると思います。地域に必要とされ、地域に信頼される病院にするにどうするか。そのためには、中途半端な予算を認めず、抜本的、かつ具体的な病院経営改革のプランを改めてつくり、それに基づいた予算でないといけません。 各議員の本議案へ反対に対する賛同をお願いして、反対討論を終わります。 以上です。
○
水戸保議長 以上で討論を終結いたします。
△採決
○
水戸保議長 これより順次採決いたします。 最初に、議第74号平成25年度天童市
一般会計予算について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第74号は原案のとおり可決されました。 次に、議第75号平成25年度天童市
国民健康保険特別会計予算について採決いたします。 この議案については、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第75号は原案のとおり可決されました。 次に、議第76号平成25年度天童市
用地買収特別会計予算から議第81号平成25年度天童市
後期高齢者医療特別会計予算までの議案6件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案6件については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第76号から議第81号までの議案6件については原案のとおり可決されました。 次に、議第82号平成25年度天童市
工業団地整備事業特別会計予算について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第82号については原案のとおり可決されました。 次に、議第83号平成25年度天童市
水道事業会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第83号については原案のとおり可決されました。 次に、議第84号平成25年度
天童市民病院事業会計予算について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第84号については原案のとおり可決されました。 次に、議第85号平成25年度天童市
公共下水道事業会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第85号については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第85号については原案のとおり可決されました。 次に、議第86号天童市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正について及び議第87号天童市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての議案2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案2件については、
総務教育常任委員長の報告は原案可決であります。
総務教育常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案2件については原案のとおり可決されました。 次に、議第88号天童市一般職の職員に対する退職手当の支給に関する条例等の一部改正について採決いたします。 この議案については、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
総務教育常任委員長の報告は原案可決であります。
総務教育常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第88号については原案のとおり可決されました。 次に、議第89号議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
総務教育常任委員長の報告は原案可決であります。
総務教育常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、議第89号については原案のとおり可決されました。 次に、議第90号天童市市税条例の一部改正についてを採決いたします。 この議案については、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
環境福祉常任委員長の報告は原案可決であります。
環境福祉常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
水戸保議長 起立多数であります。 よって、議第90号については原案のとおり可決されました。 次に、議第91号平成23年度
東北地方太平洋沖地震に伴う災害に係る被災者に対する入湯税の課税の特例に関する条例の廃止についてから議第98号市道の認定及び廃止についてまでの議案8件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案8件については、各常任委員長の報告は原案可決であります。 各常任
委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案8件については原案のとおり可決されました。 次に、請陳第3
号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についてを採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの請願については、
経済建設常任委員長の報告は採択であります。
経済建設常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの請陳第3号については、
経済建設常任委員長の報告は採択であります。
経済建設常任委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
水戸保議長 起立多数と認めます。 よって、請陳第3号については採択することに決定されました。
△議第100号 平成24年度天童市
一般会計補正予算(第8号)外2件
○
水戸保議長 次に、日程第27、議第100号平成24年度天童市
一般会計補正予算(第8号)から日程第29、議第102
号荒谷西工業団地の分譲地の処分についてまでの議案3件を一括して上程いたします。
△提案理由の説明
○
水戸保議長 これより提案理由の説明を求めます。 山本市長。 〔山本信治市長 登壇〕
◎山本信治市長 おはようございます。 初めに、議第100号平成24年度天童市
一般会計補正予算(第8号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額に6,131万1,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ228億9,379万8,000円とするものであります。 歳入については、前回の補正予算において計上した国の大型補正予算に係る事業に関し、国の予算成立を受けての補助金の内示があったことから、これに伴う財源補正として国庫支出金及び市債等を補正するとともに、退職手当及び除排雪費用の増加により基金繰入金を増額するものであります。 国庫支出金については、子育て支援施設整備事業、天童高原整備事業及び市道矢野目高擶線舗装修繕事業に係る社会資本整備総合交付金の減額並びに市立第一中学校改築事業に係る学校施設環境改善交付金の増額を行うとともに、市道矢野目高擶線舗装修繕事業及び道路附帯物点検事業について、国で新たに創設した防災・安全交付金へ組み替えるものであります。 市債については、子育て支援施設整備事業、天童高原整備事業、市道矢野目高擶線舗装修繕事業及び市立第一中学校改築事業に係る国庫補助金の内示に伴う精査により、減額するものであります。 財政調整基金繰入金については、これらの事業に係る財源調整のほか、除排雪費用の増加に伴い、増額するものであります。 退職手当基金繰入金については、退職手当の増加に伴い、増額するものであります。 歳出については、退職者の増加に伴い、退職手当を増額するとともに、2月のまとまった降雪を踏まえ、除排雪費用の不足が懸念されることから、除雪業務委託料を増額するものであります。 予算第2条の地方債の補正については、子育て支援施設整備事業、天童高原整備事業、市道矢野目高擶線舗装修繕事業及び市立第一中学校改築事業に係る市債の減額により、第2表のとおり、起債の限度額を変更するものであります。 次に、議第101号平成24年度天童市
工業団地整備事業特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額に2億270万9,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ6億6,562万9,000円とするものであります。 歳入については、
荒谷西工業団地に係る用地分譲収入を増額するものであります。 歳出については、用地分譲収入に伴う繰上償還を行うため、長期債元金償還金を増額するものであります。 次に、議第102
号荒谷西工業団地の分譲地の処分について申し上げます。 このたび、
荒谷西工業団地に立地の希望がある法人との間に土地売買の合意が調ったことから、分譲地の処分について、議会の議決を求めるものであります。 以上3議案について、よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。
○
水戸保議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議案3件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案3件については、委員会付託を省略することに決定いたしました。
△質疑
○
水戸保議長 これより議案3件についての質疑を行います。 質疑はございませんか。
伊藤和子議員。
◆21番(
伊藤和子議員) では、議第102号の分譲地の処分について伺います。 今回、土地を買っていただける株式会社フレッシュダイナーという会社でありますが、業種、それから規模、それから新規雇用の人数について伺います。
○
水戸保議長 三瓶経済部長。
◎三瓶昭弘経済部長
伊藤和子議員の御質問にお答え申し上げます。 株式会社フレッシュダイナーの業種につきましては、食品製造業でございます。規模につきましては、会社の資本金が1億円で、本社は千葉県の船橋市にございます。それから、雇用の計画でございますけれども、出されている事業計画書の概要によりますと、全体雇用は325名というふうな計画内容になっております。 以上です。
○
水戸保議長 伊藤和子議員。
◆21番(
伊藤和子議員) 食品製造業ということですが、食品のその内容についてと、それから今回この荒谷に土地を買っていただいて、工場を設置した場合の新たな雇用人数を伺いたいと思います。
○
水戸保議長 三瓶経済部長。
◎三瓶昭弘経済部長 食品製造業の中身でございますけれども、弁当、おにぎり、すし、デザートなどを製造いたしまして、コンビニエンスストアのほうに販売をするというふうな内容でございます。 あとそれから、雇用の新規の内容でございますけれども、雇用計画の概要によりますと、325名のうち、新規の雇用として約310名を予定されているというふうな内容になっております。 以上でございます。
○
水戸保議長 ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 以上で議案3件についての質疑を終結いたします。
△討論
○
水戸保議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○
水戸保議長 これより採決いたします。 議第100号平成24年度天童市
一般会計補正予算(第8号)から議第102
号荒谷西工業団地の分譲地の処分についてまでの議案3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案3件については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案3件については原案のとおり可決されました。
△閉会中の継続調査申し出事件
○
水戸保議長 次に、日程第30、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
議会運営委員会及び各
常任委員会における所管事務の調査については、各委員長からお手元に配付しております申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続調査の申し出については、各委員長の申し出のとおり決定しました。
△
委員会提出議案上程
○
水戸保議長 次に、日程第31、
委員会提出議案第7
号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○
水戸保議長 これより提案理由の説明を求めます。
委員会提出議案第7号の提出者、山崎 諭
経済建設常任委員長。 〔山崎 諭
経済建設常任委員長 登壇〕
◆山崎諭
経済建設常任委員長 委員会提出議案第7
号TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についての提案理由を申し上げます。 TPPは、聖域なき関税撤廃を前提とする自由貿易協定であり、農業・工業のみならず、サービス業や知的財産等、あらゆる分野に影響を及ぼし、経済・社会に大きな打撃を与えるおそれがあるとされております。 しかし、安倍総理は、TPP交渉が聖域なき関税撤廃が前提ではないとして、交渉参加を正式に表明しました。国民に対する十分な情報開示と国民的議論が行われていない中で、TPP交渉参加の意思を表明したことは、まことに遺憾であります。 TPP参加交渉は、
食の安全・安心、医療、保険など、我が国のありようを一変させる重大な問題を含むものであり、日本の食と暮らし、命を守るため、TPP交渉に参加することについては断念するよう、意見書を提出するものであります。 以上、皆様の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明を終わります。
○
水戸保議長 ただいま議題となっております
委員会提出議案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたします。
△質疑
○
水戸保議長 これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○
水戸保議長 これより討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
○
水戸保議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの
委員会提出議案第7号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○
水戸保議長 御異議がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの
委員会提出議案第7号については、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕